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「立川駅前おといろ耳鼻咽喉科」様のホームページ制作プロジェクトは、いよいよデザインの具体的な形が見えるフェーズへ。
第4回では、MediPeakチームが提示したデザイン案に対し、小島先生から直接フィードバックをいただき、ホームページの「顔」となるビジュアルを詰めていく打ち合わせの様子をお届けします。

前回のディレクション会議で、サイトの方向性や構成、そして医院の理念が明確になった今、その想いをどのように「デザイン」として表現し、患者さんに届けるのか。
医療とデザインの融合が、具体的な形を帯びていく瞬間でした。

1．期待高まるデザイン案の提示

今回、MediPeakチームから提示されたのは、これまでの議論を反映したトップページデザイン案。主なポイントは下記の通りです。

メインビジュアル
斜めの線が入ったキャッチコピーと、横書きの文言を組み合わせた案の2種類を提示。
「撮影後の先生の写真を差し込むことで、クリニックの“顔”としてより鮮明に伝わる構成です」と説明し、完成時のイメージを共有しました。

構成要素
お知らせ、診療時間、医院情報、先生挨拶、クリニックの特徴、診療案内、求人情報バナー
必要な情報をブロックごとに配置し、視線の流れを意識した構成を提案。

デザインコンセプト
・ロゴカラー（紺・赤）を要所に配し、全体はグレージュと柔らかなゴールドで上品に。
・見出しは明朝体、本文は視認性の高いゴシック体を採用。
・余白をしっかり確保し、落ち着きと読みやすさを両立。

また、縦書きキャッチコピーと、紺色を基調としたコントラストの強い特徴セクションを組み合わせた別案や、スマートフォンでの表示イメージも提示し、様々な角度からデザインの方向性を共有しました。

2．先生からのフィードバックと具体的な要望

提示したデザイン案に対し、先生からは具体的で実践的なフィードバックをいただきました。

全体的な印象

全体デザインへの評価
余白がしっかりと取られ、高級感がありつつも見やすいデザインに対し、高い評価をいただきました。

メインビジュアルとカラー
・横書きのキャッチコピーと紺色をベースとしたデザインを好まれ、メインビジュアルの斜めの線の有無を比較検討したいとの要望がありました。
・全体の色合いについても、暖かみのあるグレージュやゴールドを取り入れた方を希望されました。

モバイル版の表示
スマートフォンで閲覧する際、ファーストビューでお知らせよりも先に診療時間を表示してほしいとのご意見をいただきました。

クリニックの特徴の表現
・ロゴについて「耳鼻のどと聞こえの相談室」というサブタイトルを追加したことに触れ、ホームページでも「聞こえ」だけでなく耳鼻咽喉科全般を診るクリニックであることを強調したいとの意向を示されました。
・特徴セクションの文言については、「防音検査室は二室配備」ではなく「適合基準を満たした聴力検査室を配備」や「専門病院クラスの聴力検査室を配備」といった、より正確かつ専門性をアピールする表現を希望されました。
・また、先生が大切にされている「科学的根拠と患者さんの人生・感情を尊重した医療」を指す「ナラティブ」という言葉について、一般の患者さんに分かりやすい言葉で表現することを提案いただきました。
・補聴器連携の項目よりも、CTや内視鏡といった「検査に基づいた確かな診断」ができる点を強調したいとのご意見をいただきました。

診療案内の項目順序
診療の優先度を踏まえ、小児耳鼻科の次に「難聴」「耳鳴り」「補聴器相談」を配置し、その後に「アレルギー性鼻炎」「睡眠時無呼吸症候群」などを続けるよう、項目順序の変更を依頼されました。
MediPeakとしても柔軟に対応可能である旨をお伝えし、項目追加の想定もしたデザインであることを共有しました。

求人情報
12月中旬から求人募集の掲載を行い、1月末に面接を予定していることが共有されました。
単なる条件だけでなく、「どういう人を求めているか」というクリニックの想いを伝える求人文章を掲載したいとの希望があり、ティザーサイトや専用ページでの掲載について検討を深めました。

3．デザイン納品後の公開準備と開業進捗

デザインが形になった後の流れや、開業準備の状況についても情報共有が行われました。
プロジェクト全体が着実に前進していることが伝わる内容でした。

開業全体の進捗
・内装工事は1月初旬スタート、2月末の完成を目標
・保健所申請を見据えたスケジュールが順調に進行

ウェブ予約システム連携
・ウェブ予約システムの導入が決定。
・問診時間短縮という大きなメリットから、サイト連携も進めることに。

写真撮影の計画
・院内や先生の写真撮影は、2月下旬〜3月上旬に集中して実施予定。

求人情報掲載の準備
・1月下旬の面接に向け、求人ページの掲載も準備中。
・単に募集条件を並べるのではなく、“クリニックがどんな仲間を求めているか” を伝える内容を掲載。

4．デザイン確定とコーディングへ向けて

今回の打ち合わせを経て、デザインの方向性はしっかりと定まりました。
MediPeakチームは、先生からのご意見を反映し、「横書きコピー × 紺ベース」 の基調でデザイン修正へ進みます。
修正後のデザイン確認を経て、いよいよ次は“コーディング”の工程へ。
求人掲載や問い合わせフォームに備え、ドメインメールの準備も並行して進めていく予定です。

先生の想いを、ウェブサイトという形に落とし込んでいく作業は、確かな手応えを伴いながら次のフェーズへ――。
開業に向けた歩みは、着実に前へ進んでいます。